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妊娠中期の中絶手術の場合、入院が必要になります。そこで入院の期間や入院に必要な持ち物など、入院について詳しく解説するので参考にしてくださいね。
中絶手術を行う際、入院が必要になるかどうかは妊娠週数に大きく左右されます。妊娠12週未満である妊娠初期の場合には、基本的に入院は必要なく日帰りによる処置が可能です。妊娠12週以降の中期の場合、入院を求める病院がほとんどでしょう。ただし、妊娠12週・13週だと日帰りでの手術に対応している病院もあるため、必ずしも妊娠中期に入ったからと言って入院になるわけではありません。
産婦人科や状態によっても入院期間は異なりますが、最短でも1泊の入院が必要になってきます。手術前日に子宮口・子宮頚管の拡張を実施し、手術当日に子宮収縮剤を投与し陣痛が起こり次第出産という流れです。術後は安静室で休んでもらい、体調が回復すれば帰宅します。ただ帰宅が許可されたとしても手術後なので、激しい運動などは控えて、ゆっくりと安静にする必要があるでしょう。
翌日には仕事復帰ができますが、少しでも体調に不安があれば、ゆっくりと休むことも大切です。
入院にあたって必要な持ち物は、病院によって異なります。そのため病院の指示に従い、必要な持ち物を用意するようにしましょう。
手術をする際、パルスオキシメーターで血中の酸素濃度を測定します。そのため普段ネイルをしている方は、手や足の指の1ヵ所だけはネイルを外しておきましょう。また顔色などを細かくチェックする必要もあるので、化粧はせずに来院してください。帰宅する際に化粧を行う場合は、医師に確認してから化粧するようにしましょう。
入院前後の過ごし方は、病院の指示に従うようにしてください。とくに手術後は麻酔の影響によって、ふらつきや頭痛などの症状をきたしていることもあるため、できるだけ安静に過ごすように心がけましょう。できれば退院日には友人と会うなど、予定を入れない方が無難です。何か分からないことがあれば、必ず医師に質問するようにしてください。
基本的に中絶手術は保険適用外のため、全額自費負担となります。そのため比較的高額な費用を用意しなければなりません。しかし妊娠中期であれば、出産育児一時金を受け取れる可能性もあるため、状況によっては手術費用負担を抑えることができるでしょう。また現金での用意が難しい場合にはクレジットカードやローンなどに対応している病院もあるので、一度相談してみてください。
入院の期間や持ち物などは、病院によって異なります。また合併症などの影響により入院期間が長引く可能性もゼロではありません。退院した後もストレスなどメンタル的な問題を生じるケースも多々あります。そのため中絶手術を受ける際は、スケジュールに余裕を持たせることが大切です。また手術前後の過ごし方など、必ず病院の指示に従い、万全の状態で手術に臨むようにしましょう。
横浜市内の中絶手術の相談がしやすい病院として2院紹介します。妊娠初期だけでなく中期まで対応していて、24時間電話で診察の予約ができる産婦人科です。
24時間対応のWEB予約・電話予約(自動音声システム)があるので、好きなタイミングで人と話すことなく予約が取れます。土日も19時まで診療を実施。
※最寄駅から徒歩5分未満の病院を「駅チカ」と表示しています。