公開日: |更新日:
中絶をすると、ホルモンのバランスが崩れてしまいます。理由としては、人工的に子宮内の胎盤や胎児を取り出してしまうわけですから、ホルモンバランスによって発生する生理も、当然大きく乱れることになります。中絶後の生理のタイミングは人によって異なります。ただ、多くの場合は術後30~50日前後に最初の生理を迎えることになるようです。この期間内に生理が来れば、心配はないといえますが、60日異常経過しても生理がない場合には、基礎体温を記録して、医師に相談してください。
初期妊娠中絶をした場合、術後2週間は性行為を避けましょう。中期妊娠中絶の場合には、必ず医師に相談して医師の指示に従ってください。また、中絶をしてその後に妊娠を望まないのであれば、必ず避妊は必要です。コンドームを使用することはもちろん、女性側でもピルを服用する・女性用コンドームを使用するなどの対策をしましょう。
妊娠中絶をした後は生理が一定の期間来ないケースが多々あります。主にホルモンバランスが乱れていることが原因となりますが、60日以上経っても生理がこない場合には、以下のような原因も考えられます。
新たに妊娠してしまったことも十分に考えられます。中絶をした後だとしても、避妊せずに性行為をすれば妊娠する可能性は高いのです。心当たりが無いか、よく考えて、医師に相談してください。もし、妊娠を望まないのであれば、避妊する習慣を身につけておくことが重要です。パートナーとも相談して、避妊の方法を話し合ってみましょう。
一時的なホルモンの異常にょって、生理が来ない状態も考えられます。これは、排卵や生理を起こすホルモンの分泌が低下しているために生理が遅れている状態かもしれません。自分でチェックする方法としては、基礎体温を測定することです。基礎体温は低温期と高温期を一定周期で繰り返す「二相性」となっています。もしも低温期の状態が長期間続いている場合には、ホルモンの異常という場合が考えられるでしょう。しばらく様子を見れば生理が再開することもあるので、まずは基礎体温表を確認し続けましょう。高温期になれば、12日目前後で生理が始まる可能性が高くなります。
実際には生理が来ているのに、子宮内に癒着が起こり血液が排出されない状況が起こる場合もあります。このような症状を「アッシャーマン症候群」と言います。妊娠中絶手術は子宮の中を器具によって掻爬(そうは)します。子宮内部を掻き出すことにより、子宮内が傷ついて傷ついた部分に癒着が発生し、血液が膣方向に流れなくなるのです。卵管の方に血液が流れてしまいますので、多くの場合は腹痛が発生します。もし、下腹部に痛みやなんらかの異常を感じる場合は、すぐに医師に相談しましょう。
横浜市内の中絶手術の相談がしやすい病院として2院紹介します。妊娠初期だけでなく中期まで対応していて、24時間電話で診察の予約ができる産婦人科です。
24時間対応のWEB予約・電話予約(自動音声システム)があるので、好きなタイミングで人と話すことなく予約が取れます。土日も19時まで診療を実施。
※最寄駅から徒歩5分未満の病院を「駅チカ」と表示しています。