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何らかの原因で2回以上の中絶手術を検討する方にとって、身体への負担や子供を望むときに妊娠が出来るのか、など心配になることもあるでしょう。この記事では中絶回数とリスクについて紹介していきます。
2回以上の中絶手術を受けたとしても妊娠には影響がないとされているため、たとえ中絶回数が増えたとしても中絶手術が原因で不妊症になる可能性は低いと言われています。そのため将来、子どもが欲しいと考えている人も中絶手術を受けることはできるでしょう。
中絶手術によって不妊になるケースと言われているのが、アッシャーマン症候群です。アッシャーマン症候群とは子宮腔内癒着症とも呼ばれ、子宮内膜にある細胞層が欠けてしまい、子宮内膜の組織同士が癒着してしまう疾患になります。アッシャーマン症候群になる原因のひとつは、流産や中絶手術の際に器具によって子宮内部が傷がついてしまうことです。
ただし、超音波が普及していない、十分な抗生物質がない、吸引法が普及していない時に起こりやすかった疾患なので、医療技術が発展した今では疾患の罹患率は非常に低くなっています。
また万が一アッシャーマン症候群に罹ったとしても、治療法が確立されており、必ずしも不妊になる訳ではありません。無月経や過少月経など生理の異常が少しでも現れたときは、早めに病院を受診し、アッシャーマン症候群の重症化を防ぐことが一番大切です。
中絶回数に関わらず、手術を受けるにあたってリスクは必ずあります。感染症や大量出血などの身体的リスク、またPTSDやストレスなどの精神的リスクなどです。ただ身体的リスクに関しては、中絶手術の技術進歩に伴い徐々に低下しています。そのため感染対策などをしっかり講じているクリニックで治療を受けることで、リスクを最小限に抑えることができるでしょう。
中絶手術の回数でリスクが極端に上がることはありません。それよりも妊娠周期が長くなる方が、中絶手術のリスクに影響を及ぼしてしまうでしょう。少しでもリスクを下げるためにも早めに産婦人科に相談することが大切です。一人で悩まずに、専門医に打ち明けてみてくださいね。
横浜市内の中絶手術の相談がしやすい病院として2院紹介します。妊娠初期だけでなく中期まで対応していて、24時間電話で診察の予約ができる産婦人科です。
引用元:聖マリアクリニックHP
https://stmc-a.com/
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