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10代の中絶について

20代未満の若者に多い中絶は、年々増加傾向にあります。10代の子どもが中絶を選択する背景には、一体どのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、10代の中絶について、中絶を選択する背景や現状などを紹介しています。

10代の妊娠は増加傾向にある

日本国内において、妊娠による中絶の件数は年々減少傾向にありますが、10代の中絶は増加傾向にあります。実際に、1975年の中絶件数において、10代の中絶率はたったの1%でしたが、2001年には13.6%にまで増えているのです。

これは、インターネットの普及によって情報が簡単に得られるようになり、昔と比べて若者の性交渉が活発化しているのが理由でしょう。熊本県のあるクリニックでは、2020年4月の相談件数のうち、「生理が来ない」「妊娠検査薬で陽性と判定された」などといった10代の妊娠についての相談が11%もあったそうです。

避妊に対する意識

中絶手術を受けた10代の中で、きちんと避妊をしていた人は全体の65%です。中でも「常に避妊をしている」と回答した人は、全体の10.5%しかいませんでした。ほとんどの人は「時々、避妊をしている」という回答のため、10代の避妊に対する意識が非常に低いことが分かります。また、避妊方法については、コンドームの使用が全体の90%を占めており、「どのように知識を得たのか」という質問では、「学校で教わった性教育」という回答が約80%です。

最近ではインターネットの普及によって、さまざまなところで避妊方法に関する情報を入手できますが、自分1人で知識を得るのではなく、パートナーと知識を共有できるかが重要となるでしょう。実際に、避妊をせず妊娠した人へのアンケートでは、「パートナーがコンドームを装着しなかった」という回答が30%近くにのぼっています。

性交渉の際に「コンドームをつけて」と言えない女性も多いことでしょう。しかし、最終的に自分の身を守れるのは自分しかいません。自分の身を守もる一つの方法として、ピルを服用するという選択肢もあります。しかし、ピルによる服用も絶対ではないことは覚えておきましょう。

手術を受ける周数で多いのは?

10代で中絶手術を受ける人の週数は、4~7週が42%と一番多く、次いで8~11周が33%、12週以降の中期中絶が7.5%となっています。初期中絶はそれ以降の週数で中絶を行うよりも身体的・金銭的負担が少ないですが、妊娠中期における分娩中絶と同様、さまざまなリスクが潜んでいることに違いはありません。

中絶を選択する背景

妊娠するとは思っていなかった

これは正しい避妊方法を実施していない人や、そもそも避妊をせずに性交渉を行っている人に多い背景です。これまでに何度性交渉をしていても妊娠しなかったため、突然の妊娠に「まさか妊娠するとは…」と思った人もいるでしょう。この場合、お互いに子どもを育てる覚悟をしていないケースが多く、中絶を選ぶことがあります。

金銭的な問題

10代の妊娠は女性側も男性側も学生であることが多く、学業と育児の両立が難しいです。また、学生は子どもを育てていくための収入がなく、やむを得ず出産を諦めたという人も多いでしょう。

もちろん、性交渉を行っている時点で妊娠する可能性はあるため、「まだ産めない…」といった状況の場合はきちんと避妊をするのが重要です。

親から反対された

10代、特に高校生などの学生に多いのが、親に反対されてしまうというケースです。女性も男性も学生であった場合、「出産後にきちんと子どもを育てられるのか」という疑問を親に持たれても仕方がありません。実際に、10代で妊娠・出産後に結婚するカップルは、すぐに別れてしまうことが多いです。

また、10代などの若い年齢で子どもを産むのは、リスク面でも不安があります。そのため、将来的なことを考え、中絶を勧める親も多いのでしょう。

中絶は「二度と繰り返さないこと」が重要

中絶手術は、女性の身体や精神に大きな負担をかける行為です。望まない妊娠を避けるためにも正しい避妊を行い、パートナーと知識を共有してください。もしも「コンドームをつけて」と言えない場合には、より避妊効果の高い低用量ピルなどを使用すると良いでしょう。

また、中絶手術後の検診では、医師に正しい避妊方法を相談してください。中絶を選択する人にはさまざまな理由があるとはいえ、賛否両論があるのは事実です。「二度と繰り返さないこと」が最も重要であることを忘れずに、慎重な行動をとるようにしましょう。

24時間電話対応お急ぎの方におすすめしたい
横浜の中絶対応クリニック

横浜市内の中絶手術の相談がしやすい病院として2院紹介します。妊娠初期だけでなく中期まで対応していて、24時間電話で診察の予約ができる産婦人科です。

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